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橙書店にて

1,815円

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著:田尻久子 版元:晶文社 P232 四六判上製 2019年11月刊 装丁:有山達也 編集:大河久典 まちの余白に 33篇の物語 熊本の路地裏にある「橙書店」。本屋であり、喫茶店であり、ギャラリーでもあります。編集者の大河さんに、「お客さんのこと書いてくださいよ、読んだ人が橙書店にいるような気持ちになる本を」と言われ、お客さんたちがつどう光景をなんとか言葉で書きあらわせないかと、日々営業するかたわら、ぽつりぽつりと書きました。石牟礼道子さんが亡くなった日「ただただ悼みたい」と訪れたひと。〝書くこと〟を焚きつけた渡辺京二さんの言葉。雑誌『アルテリ』に寄稿してくれたハンセン病患者「関さん」と交わした握手……。 何を書き、何を書かないのかと常に悩みながら書きましたが、結局はお客さんたちに手紙を書くような気持ちで書けばよいのだなと思い至りました。本は書き終わっても、ここに登場していただいた人々の生活や店の日常は、日々更新され続けています。 第41回(2020年)熊日出版文化賞受賞 【目次】 1 まちの余白 路地裏で とんちさん 再会 読み返す 金木犀 緑の椅子 来し方の道を歩く 2 雨降りに本屋で 手紙はいいよ 常連さん 披露宴 Aさんのこと ママ おまけ されく 3 同じ月を見上げて 巡り合わせ バス停 透明なお客さん 遠いけど近くにいるひと 泣く女たち 常宿 とくとくとく 秘密の夜 街並み そらと満月 4 切手のない便り 小さきものたち きりん またたく 植木スイカと手紙 シールとドーナツ棒 握手 ヤッホー ゆうひとあさひ いつもの風景 あとがき

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