ウマし
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ウマし

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著:伊藤比呂美 版元:中央公論新社 P200 四六判 2018年3月刊 装丁:中央公論新社デザイン室 DTP:嵐下英治 イラスト:マメイケダ カリフォルニアと日本を行きつ戻りつ、遠距離介護に、夫の看取り、東奔西走する詩人である著者が、ウマし、マズし、と叫びながら食を語る。〈舌の奥から喉へ、そして脳へ、震えが走ってしゃきっとするのである〉。著者が、醤油多め、ご飯少なめの卵かけご飯をすすり飲むくだりだ。私が知っている卵かけご飯とは明らかに違うそれを、読みながら脳内でうっとりと咀嚼する。食べ物の話と思いながら読む私たちを詩人は鮮やかに裏切り、時代を語り、文化を語り、人そのものをあらわしていく。そして、食べ物がわが身そのものだという当たり前のことに、私たちも行き当たる。