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著:ソナーリ・デラニヤガラ 訳:佐藤澄子 版元:新潮社(クレストブックス) P223  四六判変型 2019年1月刊 装丁:新潮社装幀室 著者は、ロンドン在住の経済学者で、夫も同業者。二〇〇四年の十二月、彼女はスリランカ南東の海岸沿いにあるヤーラ国立公園で、夫と二人の息子、両親と休暇を楽しんでいた。そこへ、クリスマスの翌朝、スマトラ島沖地震による津波が押し寄せ、彼女は家族すべてを失った。まず初めに彼女を襲うのは混乱だ。もう二度と家族に会えないかもしれないという恐怖。何が起きたのかさえわからない不安。そして、ひとり生き残ったことへの罪悪感。それから、生き続けることの残酷さが彼女を苛む。今まであった日常のひとつひとつをもう起きない出来事だと、自分に言い聞かせる。それなのに、ありとあらゆるものが、かつての彼らを思い出させる。しかし、彼女は失ってしまった彼らを、書くことで取り戻していく。ここまで大きなものではないとしても、誰もが何かを喪失しながら生きている。しかし、それを乗り越えた先には回復があり、やはり何かしらの美しいものが存在するということを、この本は描いている。