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それを、真の名で呼ぶならば

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著:レベッカ・ソルニット 訳:渡辺由佳里 版元:岩波書店 P244 四六判上製 2020年1月刊 装丁:後藤葉子 危機の時代と言葉の力 著者は、作家であり歴史家であり、環境問題や人権、反戦などの運動に参加するアクティヴィストだ。彼女のエッセイをきっかけに「マンスプレイニング」という言葉が欧米に普及した。本書ではトランプ政権、女性蔑視、民族・人種差別などアメリカ社会が抱える諸問題が論じられている。「ものごとに真の名前をつけることは、どんな蛮行や腐敗があるのかを、さらけ出すことである」とまえがきにある。著者は言葉の力を信じているからこそ、真の名を見つけるべきだと言う。今の日本社会では、知られては都合の悪いことは、不適当な、あるいは曖昧な表現でごまかされている。私たちも「真の名前」を探すべきではないか。彼女は絶望せずに「新しい考え方は新しい種のようなものだ。それらの種は、進化し、生息地を広げ、周囲の生態系を変えていく」と言う。言葉の持つ力を信じて種をまけば、定まっていない未来を変えられるかもしれないのだ。この本も種のひとつであろう。

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