小鳥、来る
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小鳥、来る

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著:山下澄人 版元:中央公論新社 P208 四六判並製 2020年3月刊 装丁:鈴木久美 挿画:ながしまひろみ 夏休みの、小学生たちの話。貧しい子もいれば、金持ちの子もいる。頭がいい子もいれば、馬鹿な子もいる。親から暴力を振るわれている子もいるし、近所に変なおじさんもいる。彼らは、楽しいときもあれば、もちろん悲しいときもあるのだが、大人が考えているよりずっとタフで、いろいろなことを考えている。可笑しくてせつない物語だ。劇作家であり演出家であり俳優でもある著者の小説を、ずっと好きで読み続けているが、いままではあまり人に勧めなかった。私は好きなのだが、ストーリーは決してわかりやすいとは言えず、話の途中で時空がねじくれたりするので、好き嫌いがあるだろうと思ってすすめられなかった。しかし、今回の小説は誰にでもすすめたくなる。やはり時空はあっちに行ったりこっちに行ったりするのだが、その飛び方が子どもの脳内とすごくよくあっている。なぜこんなに子どもの気持ちがわかるんだろうと思いながら読み進め、途中で、そうか山下さんがいまだ子どもなのか、と気が付いた。子どものまま大人になれる人はすごい。この小説が気に入ったら、他の小説もぜひ。