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著:アリ・スミス 訳:木原善彦 版元:新潮社(クレストブックス) P248 四六判変型 2020年3月刊 装丁:新潮社装幀室 舞台は、EU離脱の分断に揺れるイギリス。眠り続ける101歳の老人ダニエルの元へ通うエリサベスは、大学の非常勤講師。彼女は彼より70歳ほど若く、二人が出会ったときはまだ少女だった。ダニエルの夢や回想、二人の過去の交流の様子やエリサベスの現在が断片で語られ、物語が紡がれる。「何を読んでいるのかな?」ダニエルは幼いエリサベスにいつも尋ねる。本を読んでいる時も、いない時も。いつでも何かを読んでいなくちゃ駄目だ、と言う。読むというのは不断の行為だと。言葉は生きものだ、とダニエルは言う。言葉は〝言(こと)の葉〟なんだと。土を耕すと芽をだし、花が咲き、種が落ちれば、もっとたくさんの言葉が芽を出す。〝言の葉〟からこぼれ落ち、芽吹いたような言葉が後の断章にいくつも現れる。独立した物語として読めるが、「冬」「春」「夏」と四部作として刊行されるそうで、読む楽しみが続くこともうれしい。