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花森安治選集 第1巻 美しく着ることは、美しく暮すこと

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著者:花森安治 版元:暮しの手帖社 P480 四六判上製・函入2020年5月刊  装画・カット:花森安治 装丁:佐々木暁 戦後直後の激動の昭和において、『暮しの手帖』の初代編集長・花森安治が、ペンの力で庶民の暮しをより良くしようと提言してきた散文、随筆、評論、コラムから厳選収録した選集全3巻の第1巻。花森が敗戦後すぐに服飾評論家として世に出たころの「衣」を中心とした著述で構成。服飾デザインとは何か、身だしなみや着こなし、色彩感覚の大切さ、装いの基本を伝えます。「ほんとうの美しさ」とは何か。花森安治の「衣」を通じた美学がつまった一冊です。 「和服姿が復活するのを見て、男の中にもこれをよろこんで、無理に理屈をつけて、伝統の美をたたえたりするのがいる。男のよろこぶのは、女がふたたび人間から人形へ、従順な家畜へともどっていく姿を、つまり、見てたのしむ対象として肉体のおもちゃとして眺めて、うれしいのであろう。しかも、これを伝統の美というのなら、そのような伝統は破られるべきではないか、伝統の美しいものがあるとすれば、それは、形ではない。精神である。」これは、1952年、まだ戦後と言ってもいい時期に書かれた文章です。いまだにこの文章が必要である日本の現状に嘆息しますが、なげくばかりでは花森さんに叱られそうです。

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