仕事本
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仕事本

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著:尾崎世界観、町田康、花田菜々子、ハイパーミサヲ、瀧波ユカリ、ヤマシタトモコ、大橋裕之、温又柔、浅生鴨、佐藤文香、清田隆之、川本三郎、高草木陽光、星野概念、轡田隆史、山下敦弘、天真みちる、北村明子、立川談四楼、内沼晋太郎、鏡リュウジ他(全60職種、77人) 版元:左右社 P448 四六判変型並製 2020年6月刊 装丁:鈴木千佳子 「コロナ禍」という厄災を、世界中の人々が同様に体験している。しかし、その困り方というのはひとりひとり違うのだという当たり前のことをこの本を読んで、つくづくと思った。本著は、2020年4月、コロナ禍で働く77人の日記アンソロジー。ミニスーパー店員、ホストクラブ経営者、専業主婦、馬の調教師……多彩な職業の人たちの「非日常」を生きる「日常」。緊急事態と言われても、不要不急と言われても、私たちの多くは仕事をしなければならないし、ごはんも食べなきゃいけない。彼らの日々のつぶやきは切実だ。「落ちた箸を拾うのも怖い」というゴミ清掃員。「人と会って濃厚接触をするのがおれの仕事だしさ」とぼやく介護士。「俺は毎日、同じことをしている。しようとしている、と言ったほうが正解か」と書くのは小説家の町田康。まるで、やむにやまれぬ私たちの日常を代弁しているようだ。日記だから、日々の些末な出来事も描かれる。飼い猫のこと、食べたもの、終わらせた仕事の中身……。細部が描かれるからこそ、人々の切実さが現われる。私たちの日常は、誰かの「仕事」で支えられている。自分の抱える不安にばかりとらわれ、つい内を向いてしまう気持ちを、この本が外に向けてくれるだろう。