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著:キャロライン・クリアド=ペレス 訳:神崎朗子 版元:河出書房新社 P424 四六判並製 2020年11月刊 装丁:板野公一+吉田友美(welle design)
装画:白尾可奈子
ーイントロダクションよりー
「『存在しない女たち』は、人類の半数を考慮しないとどうなるかを描いた物語だ。そして、データにおけるジェンダー・ギャップが、日常生活のなかで常識としてまかりとおり、女性たちにどのような害を与えてきたかを暴露する本でもある」
公衆トイレから最新家電、オフィス、医療、税金、災害現場まで……「公平」に見える場所に隠された男女格差をファクトとデータで明らかにする。世の中は男性を基準に設計されており、女性は存在しないことにされているという事実。女性が生きづらい社会であるということは、気のせいではない。女性たちを見える存在にするためには、まず知ること、そして考えること、さらには声をあげることが必要。状況は、変化させることができるという希望に満ちた本でもあります。