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父のビスコ

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編著:平松洋子 版元:小学館 P336 四六判上製 2021年10月刊 造本・装丁:間村俊一 装画:堀江栞 編集:齋藤彰 『本の窓』人気連載を元に、昭和、平成、令和にまたがる三世代の記憶を紡いだ、著者初めての自伝的エッセイ集。 食べ物が、記憶を呼びさます道しるべになることがある。著者が記憶の中でサクマの缶入りドロップスを振れば、出てくるのは祖父の兵隊姿。「振る」という行為が金平糖の「振り出し」を想起させ記憶につながる。著者の祖父は、戦争から帰って来る船の中で支給された金平糖に手をつけず、こどもたちのために持って帰る。白の中に一粒だけあった赤い金平糖をめぐり取り合いっこが始まると、こどもたちは著者の祖母にあたる「お母さん」にものすごい剣幕で叱られる。著者が母から聞いた話。記憶は世代を超えて受け継がれてゆく。岡山の郷土料理「祭りずし」はそれぞれの家庭でつくるもの、という。酢〆の魚、殻ごとゆでた海老、たれ焼きの穴子、高野豆腐、錦糸玉子……。ハレの日のごちそうは、ふくよかな記憶がともなう。下ごしらえを采配する母の声、だしの匂い、炊きたてのごはんの湯気。すし酢を混ぜられ艶々に輝く米粒。それらは私の脳内にも幼い日の記憶をよみがえらせる。思い出しながら、食文化とは比べるものではなく、それぞれの記憶をいろどるものだと気付く。 『旅館くらしき』創業者による名随筆を同時収録。

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