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編集:アルテリ編集室(橙書店)P158 A5判 2022年8月刊 デザイン:大畑広告準備室 装画:黒田征太郎
橙書店発行の文芸誌14号です。11号からつながっている背表紙には、猫の眼が見えてきました。まずは、森崎和江さんを追悼して、森崎さんから石牟礼さんに宛てられた書簡を掲載。石牟礼さんと渡辺さんの日記連載も続きます。石牟礼さんの日記解説には町田康さんが登場。そして今回は渡辺京二さんと石牟礼道子さんを慕い、熊本で創作活動を続ける作家・坂口恭平さんに渡辺さんと対談していただきました。災害にコロナ禍に戦争に……と心がざわつくことの多い世の中ですが、石牟礼さんが言うようにせめて「悶えてなりとも加勢せんば」と思います。
〈目次〉
森崎和江 「道子さんへ」
池澤夏樹 「悶え神の憂鬱」
町田康 「自爆のような復活〈日録④解説〉」
石牟礼道子 「日録④」
川野太郎 「ファミリー・ビジネス」
浪床敬子 「2人の時間」
渡辺京二×坂口恭平「アルテリ対談」
渡辺京二 「日記抄③」
吉本由美 「空き地」
磯 あけみ 「ふう」
田尻久子 「願う」
ゆうた 「原告意見陳述要旨と、世界の見え方の話」