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著:渡辺京二 版元:弦書房 P432 四六判上製 2023年8月刊 装丁:水崎真奈美 装画(カバー・表紙・扉):中村賢次
ペリー来航以前、江戸後期アーリイモダンの時代に、ロシアはどのようにして日本の北辺を騒がせるようになったのか。国家を持たなかったアイヌの魅力を浮き彫りにしながら、ロシアと日本の外交の駆け引きを、双方の人物たちを通して描く。相互尊重の精神がまだ生きていた時代、細やかな視線で当時の北方世界を描いた名著が新装版で待望の復刊。第37回大佛次郎賞受賞
〈目次〉
第一章 はんべんごろうの警告
第二章 シベリアの謝肉祭
第三章 日本を尋ねて
第四章 蝦夷大王の虚実
第五章 アイヌの天地
第六章 アイヌ叛き露使来る
第七章 幕府蝦夷地を直轄す
第八章 レザーノフの長崎来航
第九章 レザーノフの報復
第十章 ゴローヴニンの幽囚
エピローグ