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著:吉本由美 版元:亜紀書房 P224 B6判並製 2021年7月刊 ブックデザイン:横須賀拓 イラストレーション:徳丸ゆう 編集:大河久典
年をとるって、かくも愉しく忙しい——。
スタイリストとして70~80's『アンアン』『オリーブ』『クロワッサン』の草創期を駆け抜けた吉本さんが、自身の半生と、62歳からはじめた熊本暮らしの日々を綴りました。前半は、18歳で始めた東京暮らし、初めて就職した『スクリーン』編集部での映画三昧の毎日、憧れの大橋歩さんのアシスタントを経て、『アンアン』の編集見習いに……とまるで転がる石のように駆け巡った日々。後半は、還暦過ぎて地方暮らしを思い立ち、帰郷したあとの熊本での暮しのこと。転がりたどり着いた故郷で静かに暮らすのかと思いきや、仕事に、猫の世話に、庭仕事……と忙しい日々は続きます。「人生って、生活って、小さな愉しみ、喜びが重なり合って出来上がっているのだなと思う」(本文より)。73歳となった一人暮らしの達人は、いくつになっても、「愉しみ」をそこここに見つけるのです。