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自分の薬をつくる

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著:坂口恭平 版元:晶文社 P292 四六判並製 2020年7月刊 カバー装画+本文イラスト:大山功一 装丁:大山功一+佐藤亜沙美 誰にも言えない悩みは、みんなで話そう。坂口医院0円診察室、開院。2019年に実際に行われたワークショップを誌上で公開。「いのっちの電話」では、なぜ電話をかけた人たちが楽になり、元気になれるのか。いったい何がそこで起こっているのか。読むことで体験してみてください。 コロナ禍が蔓延している現代日本に向けて、「非日常につける薬――あとがきにかえて」も書き下ろし掲載。 坂口恭平は「いのっちの電話」にかかってくる電話には共通して同じ「不安」が存在すると言います。だから、誰もが同じような不安を抱えているとみんなが知ればいったいどうなるのか?そこから、この本がはじまっています。この本を読めば、魔法のように鬱が治るというわけではないでしょうが、なにかきっかけがつかめるかもしれません。近しい人が元気がない、と言う人にも読んで欲しいし、いまのところ元気だ、という人が読んでも面白い本です。私たちは、いつ誰が不安を抱えて苦しんでもおかしくないストレスフルな世の中を生きています。この本が予防薬になるかもしれません。

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