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完全版 石牟礼道子全詩集

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著:石牟礼道子 版元:石風社 P444 A5判上製 2020年3月刊  詩を書いているなどといえばなにやら気恥かしい。心の生理が露わになるからだろうか。散文ではそうも思わないのが不思議である。  書いては隠し、隠しして来たような気がする。ようなという言い方には何も彼も曖昧にしたい気分がこめられている。やりそこなってばかり生きてきたからと思う。(「あとがき」より) 二〇〇二年に『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』が出版されたが、その後新しい作品が発表され、未発表の初期作品も続々と見いだされた。二〇一八年二月十日に石牟礼さんが亡くなった後も、「石牟礼道子資料保存会」(二〇一四年十二月発足)のたゆまぬ努力によって遺稿「ノート」が精査され、新たな作品が発掘されている。それらは、熊本市で発行されている雑誌「道標」(人間学研究会)や「アルテリ」(アルテリ編集室)誌上に発表されてきた。今回の『〔完全版〕石牟礼道子全詩集』は、『はにかみの国石牟礼道子全詩集』をはじめ、『石牟礼道子全集・不知火 第一巻・第十五巻』(藤原書店)や前記の雑誌に掲載された全ての作品を纏めたもので、百十七篇を収載する四四四頁の大冊となっています。石牟礼さんの詩は、心臓に直接響くような気がします。

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