のさり 水俣漁師、杉本家の記憶より
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のさり 水俣漁師、杉本家の記憶より

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著:藤崎童士 版元:新日本出版社 P285 四六判並製 2013年7月刊 装丁:西村弘美 カバー写真:尾崎たまき 海に癒され、海とともに生きる、ある水俣漁師 三代の記録。 潮の満ち引きが大きなことで知られる不知火海は、かの昔、魚湧く海と呼ばれており、地元の漁師たちが獲っても獲っても尽きることのない豊穣の海であった。その海に地元の国策企業チッソから有機水銀が排出され、不知火海は「死の海」へと変わり果て、沿岸でのどかな暮らしを営んできた人々の幸せはことごとく奪われる。戦前から網元を営む杉本家もまた水俣病に襲われ、いじめられ孤立する長い日々がはじまる。チッソを訴える裁判を決意するも、糧を奪われた一家は困窮していく。どん底でつかんだが「のさり」という境地だった……。   病気に罹ってきつか 死んでも死にきれんほど辛か   いいか、水俣病は〈のさり〉と思え    人のいじめは海の時化と思え のさり、とは天の恵みという意味です。