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本屋がアジアをつなぐ

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著:石橋毅史 版元:ころから P160 A5変型並製 2019年8月刊 装丁:安藤順 本屋を通して人と社会を取材し続ける著者が、国境を越えて出会った「本屋」たちの声に耳を傾ける。この本で「党外人士」という言葉を知った。独裁政権下にあった台湾で民主化運動を推し進めた人々を指すという。言論・表現・報道の自由がなかった時代に、民主化につながるような出版物を秘かに制作する人たちが現れ、その禁書を売る本屋もいた。彼らもまた「党外人士」というべき人たちだった、と著者は知人から教わり、幾人もの出会ったきた本屋の顔を浮かべる。「東アジアの古書店街」を研究対象にしているアメリカ人大学院生は、彼女にとって、東アジアの本屋文化が、とても複雑なものに映るそうだ。そして、彼女のトークイベントに参加した神保町の老舗書店の店主は、こう語る。「こんな時代に、なぜ本屋をやるのか」と問われたら、そう簡単には答えられない。「なぜ生きるのか」と訊かれるようなものだから。この本は、なぜ本屋はなくならないのか、ということのひとつの答えでもある。

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