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テヘランのすてきな女

1,980円

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文・絵:金井真紀 版元:晶文社 P320 B6変型判並製 2024年6月刊 装丁:寄藤文平+垣内晴 文筆家でイラストレーターの金井さんは、自称「長くミーハーな相撲ファン」。イランにも女性のお相撲さんがいると聞き、写真でその姿を見て驚いた。肌を出せないため、黒い長袖シャツと黒い10分丈のスパッツで全身を覆い、頭には黒いスカーフを巻き、そのうえでまわしを締めているのだ。そうまでして相撲をしたいと願う女性たちに会ってみたい、とイランへの興味がにわかに燃え上がった。金井さんも相撲をとったほうが面白い本になると編集者にそそのかされて、48歳で初土俵を踏んで転がされ、ついにイランへと渡ったのは2023年11月のこと。一方イランでは、22年秋以降「反スカーフデモ」が全土に拡大し、多くの市民が抗議行動を展開、死傷者も多数出ていた。金井さんは、今だからこそイランの女性たちの生の声を聞いてみたいとテヘランへ向かう。政治犯の弁護も引き受ける、「闘う弁護士」スィーマーさんの言葉が印象的だ。「自由を求める旗は先輩から後輩に引き継がれて、一歩ずつ、ここまで運ばれてきたんです」。彼女たちは「反スカーフデモ」のことを「『女性(ザン)、命(ゼンデギー)、自由(アーザーディー)』の運動」と呼ぶ。

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