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やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)

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著:滝口悠生 版元:NUMABOOKS P288 四六変型判 2019年12月刊 編集:内沼晋太郎+後藤知佳 ブックデザイン:佐藤亜沙美(サトウサンカイ) 世界各国の作家や詩人たちがアメリカ・アイオワ大学に集まり行われる約10週間の滞在型プログラム「インターナショナル・ライティング・プログラム(IWP)」に参加した作家・滝口悠生のアイオワ滞在日記。綴じ込み冊子にて、2016年の参加者であり、その体験をもとに連作短編集『公園へ行かないか?火曜日に』を上梓した小説家、柴崎友香との対談を収録。さまざまな国から参加した作家たちは、互いに知らない人同士で、言語も文化も違う。それぞれに緊張し、互いの様子をうかがいながら、それでも「文学」という共通項を道標に関係性を築いていく。滝口さんは英語が得意ではないらしく、会話につまずきまくる。なんだかよくわからないまま、会話をし、行動するから、読む私たちもなんだかよくわからないまま付いていく。そうしているうちに、30人近い参加者たちのことが少しずつわかってくる。アイオワが知っている街のような気がしてくる。いろんな問題を抱えた、参加者それぞれの国やジェンダーのことを考えながら、気付くと散歩中に考え事をしているような気持ちで本を読んでいる。読み終わると、まるで旅が終わってしまうような心持ちになり、ずいぶんとさみしかった。表紙は、デジタル印刷で10種の異なるグラデーションを施してありますので、どれが来るかは届くまでのお楽しみで。

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