著:渡辺京二 版元:弦書房 P272 四六判上製 2020年10月刊 装丁:水崎真奈美
『逝きし世の面影』などで知られる著者の対談とインタビューを集めた発言集。語りの名手である渡辺さんが語る多彩な物語は、炉辺で古老の話に耳を傾けるようでもある。ときにユーモアを交え、茶目っ気も惜しみなく発揮しながら、次の世代に伝えておきたいことが語られる。「自分が自分の主人公として独立する」「この世ともうひとつのこの世のはざまで生きる」とはどういうことなのか。『アルテリ』で行った二万字インタビューも掲載されています。まとめて読むと、またさらに面白いです。