サブリナとコリーナ
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サブリナとコリーナ

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著:カリ・ファハルド=アンスタイン 訳:小竹由美子 版元:新潮社(クレストブックス) P287  四六判変型 2020年8月刊 装丁:新潮社装幀室 母親に幾度も置き去りにされ傷つく少女、美しかった従姉妹に死化粧を施す女、癌で死にゆく母を見つめるしかない姉妹……。ヒスパニック系コミュニティで生きる女たちを描いた短編集。彼女たちは、いくつもの呪いを抱えて生きている。先祖の歴史、土地の記憶、複雑に混ざり合った血、そして「女」という呪い。貧困、病気、ドラッグにアルコール。女たちはみな問題を抱え、十代で妊娠したあげく棄てられたり、暴力をふるわれたりする。しかし、目をそらしたくはならない。彼女たちは常に前を向き、抗おうとしているからだ。その背後には、一族に降りかかった悲しみを見つめ続ける代々の女たちの存在もある。とりわけ「おばあちゃん」の存在は頼もしい。孫娘を育てたり、古くから伝わる薬草の使い方を伝授したり。知らなかったチカーナたちのリアルを知るとともに、普遍的な女たちの痛みに共感する。