new
6050a1cc9b47bf6e9a10aa17 6050a1cc9b47bf6e9a10aa17 6050a1cc9b47bf6e9a10aa17 6050a1cc9b47bf6e9a10aa17

大阪

残り2点

¥1,870 税込

送料についてはこちら

著:岸政彦・柴崎友香 版元:河出書房新社 P264 四六判並製 2021年1月刊 カバー装画:小川雅章 装丁:名久井直子 岸さんは大阪に30年以上住んでいるが、それでもやはり「あとからやってきた街」だと言う。柴崎さんは東京で15年住んですっかりなじんだ今も、「自分は大阪の人だという感覚が真ん中にある」と言う。大阪に来た人。大阪を出た人。「大阪」という街を書き継ぐ共著エッセイ。読んでいると彼らの記憶を通して大阪の街を歩いているような心地になる。「なすび」みたいな形をした大正区の風景を渡し船の上から見たり、堤防の向こうにある梅田の高層ビル群を見上げたり。賑やかな時もあれば、寂れていく場所もある。「かつて」と「今」。風景は人の暮らしそのものだと思う、と柴崎さんは言う。風景を思う時、私たちはそこに記憶を重ねあわせる。音楽や話し声が聞こえることもあるし、しまい込んでいた痛みがよみがえることもある。岸さんと柴崎さんは、街に刻まれる、誰かの生きてきた跡を見落とさないよう歩く。街に生きる人たちの、ひとつとして同じではない人生のかけらを丹念に拾い集めるかのように。