

著:渡辺京二 版元:弦書房 P232 四六判上製 2021年11月刊 装丁:水崎真奈美
「世界が不景気になったから自分は不幸になったとか、日本は世界で一流国となったから幸せになった、ってなことは一切ない。僕の生涯の幸福というのは、一切そういうのとは関わりがなかったの」
渡辺京二さんのインタビュー、講演、日記を集めた発言集第二弾。渡辺さんは、残念ながら2022年12月にお亡くなりになりましたが、お亡くなりになるその日まで思索は続きました。紡ぎ出された言葉は生き続けます。「わたしは一生書生だ、と思っています」とおっしゃり、肩書きのない人生を貫いた渡辺さんの語りを堪能できる一冊です。