著:永井玲衣 版元:大和書房 P240 四六判並製 2025年6月刊 装丁:名久井直子 装画:髙橋あゆみ
在野の若手哲学者・永井玲衣の最新エッセイ
「わたしは哲学させられている」と著者はいう。本書を読んでいると、著者とともに考え、対話している自分にふと気付くから、確かに哲学させられているのかもしれない。そうだとしたら、「哲学」は楽しい。タイトルにもある通り、「さみしい」という言葉がたくさん出てくる。『「さみしさ」は共有できなくとも、「さみしさ」を持っているという状況を、誰かと分かち持つことができる』という言葉が印象的だった。それぞれのさみしさを分かち持つように、本書は存在しているのかも。